初めてお散歩をするのは飼い主さんも犬も緊張するものです。
なにせ散歩は犬と本格的に遊ぶ事への第一歩ですからね。
全てはここから始まります。
初めて外に出た犬は、嬉しくて歩き回る子もいれば、警戒してクンクン地面の匂いを嗅いでちっとも歩かない犬もいます。
初めての飼い主と犬のお散歩。何か上手に出来るコツはあるのでしょうか?
不安を取り除く事にもっとも効果的なのが『犬のおやつ』
警戒心が強く怖がりな犬でも上手にしつけをすると上手に散歩ができるようになります。
逆に勝手に走り回る子にもしつけが必要です。
お散歩の前に『楽しい、嬉しいおやつ』を覚えさせておきましょう。
一番効果的な対応は、おやつを持って散歩することです。
まずは、散歩に行く前のしつけの準備段階として、室内でアイコンタクトの練習をします。
名前を呼んで飼い主の方を向き、目が合ったら褒めておやつをあげます。
散歩中も飼い主とアイコンタクトを取るようにします。
散歩の時は、おやつを入れたポーチを持ってさっと取り出せるようにしておきます。
おやつが入っているポーチも普段から同じ物にしておき、覚えさえておきましょう。
お散歩で歩かない犬への対応
歩かない犬への対応は、不安で地面をクンクンしだしたら名前を呼んでアイコンタクトを取ります。
そしておやつを見せながら先に自分が歩いてついてくるようにさせます。
『馬の鼻先に人参をぶら下げる』という対応です。
ちょっと歩いたら褒めておやつをあげる。ここが重要です。
またちょっと歩いたら褒めておやつをあげることを繰り返すことで、散歩をするとおやつがもらえるし、楽しいと印象づけてあげます。
あせらず、時間をかけてしつけていきましょう。
1日目は失敗してもいいんです。
歩いた事に対して全力で褒める事、美味しいおやつをあげる事。
何度も何度も良い印象付けを繰り返す事で、徐々に外で歩く事の恐怖心がなくなり、お散歩は楽しいものだと認識するようになります。
自分勝手に歩いてしまう犬の場合は・・・?
逆に、勝手に走り回る犬への対応は、勝手に歩きだしたら飼い主が立ち止まり、リードを短く、しっかり持ってそれ以上犬が歩けないようにします。
自ら飼い主のところへ戻ってきたら褒めておやつをあげます。飼い主の前は歩かないようにし、横を歩かせながら時々名前を呼んでアイコンタクトを取ります。
色々方法はありますが、
「勝手に前に出たら、リードが張って進めない、前に出ず下がったら褒められた!」
このような印象付けが出来れば、犬の勝手な行動がおさまっていきます。
これにも根気が必要になりますが、無駄に大きな声で怒っても犬には理解できない為、『良い印象付け』を繰り返す事が結果として解決の早道なのです。
アイコンタクトができるようになれば飼い主と犬との信頼関係も生まれ、散歩中も危険を避けてより楽しくお散歩できるようになるのでお勧めです。