僕の愛犬パピヨンは、三度の飯よりおもちゃが好きな為、遊ばせる事にはさほど苦労しません。
しかし、新しいおもちゃに警戒心を示す犬、そもそも興味を示さない犬と、犬にも正確が様々あります。
犬におもちゃへ興味を持たせる為には『関連付け』を上手に利用します。
おもちゃを良い物と関連付ける
犬は前向きな生き物です。
『良い事』はすぐ覚えますし、忘れません。
そして『良い事』は何かに関連付けて記憶されます。
『良い事』として手っ取り早く使えるのがとっておきの『おやつ』です。
- 新しいおもちゃに目を向けた。
- 新しいおもちゃを咥えた。
- 新しいおもちゃで遊んだ。
このような瞬間に素早く『おやつ』を与えます。
目安として2秒以内に行う事で、関連付けがされると言われています。
おやつを使わずに『とことん褒める』これでも十分です。
数回繰り返せば、そのおもちゃが犬にとって楽しい物になるでしょう。
気をつけよう!『悪い事=良い事』になっている犬が多い!?
犬が行う『関連付け』ですが、注意が必要です。
悪い事を良い事と認識してしまっているワンちゃんを良く見かけます。
他人の犬また人に吠えてしまう事を『応援』してしまう。
散歩をしていると良く見かけるケースです。
突然、人や他の犬に吠えてしまった飼い犬に対して、
「こら!!◯◯ちゃん!吠えないの!」
と大きな声を出して抱っこしてしまう。
良く見かける光景ですよね。
飼い主さんの意識は、愛犬が他人に迷惑をかけないよう、犬の行動を制するつもりで抱っこしたのでしょう。
しかし犬の目線からでは、
「他人に吠えたら、飼い主が甲高い声で応援してくれてご褒美に抱っこしてくれた(^^)」
こうなっています。
犬に注意するタイミングと方法には注意しましょう。
トイレを失敗したら怒られた!
パピーの頃、このような事はありませんでしたか。
これも叱り方を注意する必要があります。
おしっこやうんちは生理現象です。
その行動自体は悪い事ではありません。
このトイレの失敗(場所の事ですよね。)を強く起こってしまうと、タイミングによっては、おしっこ、またうんちをする行動そのものがいけない事なんだと犬が関連付けてしまう事があります。
そうなると、余計に隠れて変な所でトイレをしてしまう。
我慢しすぎて膀胱炎になってしまうなど、問題が発生してしまう為、十分注意するようにしましょう。
関連付けを常に意識しながら犬とコミュニケーションを取って下さい。
いかがでしたか?
簡単な事の繰り返しで犬は物事を関連付けしながら認識していきます。
この『関連付け』は、何かトラウマを持った犬の心を治療などにも非常に有効な手段です。
上手に利用して犬との楽しい思い出を一杯つくってくださいね。